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【社労士目線の新聞解説】外国人労働者の事故

2022/07/28

山陽新聞に「実習生機械挟まれ死亡」という見出しの記事があった。記事によると「・・・他の実習生や作業員計5人と工場内で作業。ボルトやナットなどを作る機械の中で鉄くずを取り除いていた際、停止中の機械が何らかの原因で作動した・・・」とのことである。

現在日本で働いている外国人は172万人(令和3年10月末現在)。取引先でも多くの外国人が働いている。安全衛生教育に関しては厚生労働省からも外国語の動画が作成されているので、参考にしてもらいたい。
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/information/kyozaishiryo.html

私自身外国で仕事をしていたことがある。上海やマニラに7年程居住していた。現地の工場に出向く機会も度々あったが、工場内には入ってはいけない場所、触ってはいけないものなどある。事前に説明は受けるが、いざ現場に入ると現場の人にワーワー言われることがある。言葉が通じないうえに、工場のほとんどは静かではないので聞き取りにくい。そもそも私に言っているのか他人に言っているのかもわからない。工場だけではない。通常の職場においても外国人である私の挙動はジロジロ見られている感覚があった。

さて、日本に来ている外国人労働者も同じ気持ちになっているのではないだろうか?労働者の安全衛生教育や労務管理は、不安で不安定になっている外国人労働者の声なき声に耳を傾けることから始まる。コロナ禍で難しいかもしれないが、お食事会あたりから始めるのはどうだろうか?

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